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  • 2010.08.11 Wednesday
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一定期間更新がないため広告を表示しています


mixiは本当に健全なのでしょうか。

mixi“出会い”コミュ一斉削除 「健全化」の一環

 ミクシィは3月19日、SNS「mixi」で、ユーザーが交流する「コミュニティ」のうち、異性との出会いを目的にしたコミュニティを一斉に削除したことを明らかにした。サイト健全化策の一環。


 一斉削除、というのはやや穏やかではないように思えます。その根拠としては、
 同社は昨年12月1日の改正出会い系サイト規制法施行などに伴い、利用規約を改定。新たに「面識のない異性との性交、わいせつな行為、出会い等を主な目的として利用する行為」の禁止を規約に加えた。

 という部分なのでしょう。

 しかしながら、これが果たして「健全化」に繋がるのかは甚だ疑問です。そもそも、SNSにおける「健全」の定義とは何なのでしょうか。
 業者が仲介料金を取ったり、あるいは売春などの行為が行われているような「出会い」の斡旋は兎も角、ユーザーが自発的に出会い、その結果恋に落ちたり肉体関係を持つことは、少なくとも成人したユーザーであれば、当たり前のことではないのでしょうか。
 そう考えれば、少なくとも18歳以上が使用してきた従来のmixiであれば、性的な干渉を含む「出会い」は許容されて然るべきですし、それだけで「健全でない」とする理由にはなり得ません。(青少年保護育成条例の対象は18歳未満ですしね。)

 となれば、今回規制に至った理由は、
 mixiは、昨年12月10日から、18歳以上としていた年齢制限を緩和し、15歳〜17歳も利用できるようにしている(未成年はコミュニティは利用できない)。

 というところなのですが、引用したように15〜17歳はコミュニティ機能を利用できません。言い換えれば、どれだけ「不健全な」コミュニティがあっても、関係なく、「健全な範囲」でmixiが利用できたのです。とすると、今回の削除は果たしてこれが理由なのか、いまいち説明がつかない部分がでてきてしまいます。


 ところで、
 今年1月には、健全なモバイルサイトを認定する民間機関・モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)に、未成年も利用できる健全サイトと認定されている。

 と記事に書かれています。言い換えれば「健全である」というお墨付きがあるわけで、そのような状態でコミュニティを萎縮させてまでさらなる「健全化」を行う理由はどこにあるのでしょうか。

 「青少年も入ってくる場なので、未成年以外の部分についても未成年と同じようなガイドラインを適用する」というスタンスであるのなら、前述のようなコミュニティ削除については理解できなくもありません。
 ところが、そうだとすると今度は、mixiのスポンサー広告の中に、携帯電話での成人向けの(有り体に言えばエッチな)広告が配信されている、という部分の説明がつきません。
(参考)
 確かに携帯版mixiの広告はどうかしてると思った from Macforest Weblog
mixi携帯の卑猥なマンガのバナーが不快でしかたないです…。 from Yahoo!知恵袋

 広告収入は必要だからオフィシャル経由の広告には「青少年には不適切な」漫画も出すけれども、18歳以上のユーザーが自己責任において出会うのも禁止、とするのでは流石にダブルスタンダードであり、それこそがまさに「不健全」でしょう。
(ところで、この広告、18歳未満の人にも配信されているのでしょうか。近くに18歳未満でmixiに参加している人が居ないので判りかねますが。)


 そういった点を見ていくと、どうも今回のコミュニティ削除については、「健全化」というよりも「傍目には健全化してるように何かしておこう」程度の思慮でやったのではないか、という感じが見え隠れしているように思えます。何しろ、もっと効果的な「健全化」の方法(今回書いた広告の内容であるとか、今回の記事では詳しく触れませんでしたが悪質な業者によるスパムメッセージ等の取り締まり)があるにもかかわらず、そういった部分よりも先に、本来mixiが売り物にすべき人間関係やコミュニティの破壊へと向かったのですから。

出会い系サイト規制法の余波 コミュ大量削除で「ミクシィの危機」
 という記事によれば、
「ただの飲みオフのコミュも削除対象になるんだったら・・・ カラオケとかもダメなのか?w」

 という声が出ていたり、
SNS独特のオフ会については、削除されたことで、「急に連絡も取れなくなった上に、お店の予約をしていた場合はキャンセル料が発生する場合があった」といった声も出た。また、800人余のコミュニティが削除されたという管理者は、自らの日記で「確かにお友達募集のトピックはあったけど、コミュニティトップで出会い系やアダルトなコミュニティじゃないって注意事項も書いてあったのに。だいたいコミュニティ削除しなくても、出会い目的の書き込みだけ消せばよかったんじゃない?」と疑問を投げかけている。

 といったような反論も出ているようです。

 過去に
 「mixiを小さなインターネットに」 招待制・“18禁”廃止の狙いを笠原社長に聞く
 という記事も出ていましたが、その中で、
 「アバターを使ったSNSはより匿名性が高く、バーチャルなコミュニケーションツールになっているが、mixiは同じ学校の友達や親子など、リアルな人間関係をつなぐコミュニケーションツール。仮想空間は目指さない」(笠原社長)

 と言っていた割には、どうも軸がぶれてきているように思えます。もちろん、未成年がmixi経由で出会った末に性交し、学生なのに妊娠、などといった話になれば、それは確かに「不健全」かもしれませんが、ある意味人間の本能でもある「男女の繋がり」そのものを否定してしまうのが「リアルな人間関係」と言えるのかどうか、甚だ疑問に思えます。

 否、問題は、そういった部分に注意を払わずに目先の「ユーザー数が増える」という理由で未成年に開放したり、そのために成人ユーザーにも未成年と同じ制限をかけるような、ぶれた運営がまかり通っている体制そのものがまさに「不健全」であるように思えてならないのですけれどもね。

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